40歳代でも2人産めた~高齢出産秘話と子育ての苦悩~

不妊治療、不育治療を経て40歳代で2児を出産しました。

高齢出産だからこそ、本好きに育てたい~脳科学ママから学ぶ読書好きへの道②

前回の記事では我が子を本好きにするために、絵本の読み聞かせから始まる事、また絵本選びのポイントについて学びました。今回は読み聞かせを卒業して読書家にするまでの過程について「母脳」にどのように書かれているか学んでいきます。

 

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読み聞かせを卒業する頃

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幼い子どもには音を想起する能力が足りないので、読み聞かせが必要不可欠だそうです。「母脳」によると、脳に言語機能が揃うのは8歳頃。この頃になると実際の発音に触れなくても文字を見ただけで「発音体感」を想起する事が出来るようになるそうです。

 

そうすると自然と読み聞かせから卒業していくそうです。その過渡期にあたる、小学校低学年では、良く音読の宿題がでます。これは言語脳を完成させるために、有意義な事なのだそうです。忙しい毎日のなか、音読の宿題に付き合う親は大変ですが、これも我が子を読書家にするためには親として大事な務めなのだと覚悟をきめました。

 

読み聞かせを何歳まで続けるかについては諸説ありますが、きっとその親子それぞれに個性が出るところだと思いますので、また別の機会に学びたいと思います。ただし、脳の機能としては、8歳頃までは読み聞かせは必ず必要なのだという事が今回わかりました。

 

 ファンタジーで世界の果てまで冒険だ

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著者は、絵本を卒業した子どもは8歳頃までにものがたり本へ出会う事をおすすめしています。その理由として脳神経回路が著しく発達する脳のゴールデンエイジ(9~12歳)を、ファンタジーに夢中で過ごすのが、脳科学的に理想的な事と述べています。

 

脳は起きている間の体験を、眠っている間に何度も再生して確かめ、知的センスを創生し、記憶と共に脳神経回路に書き込んで定着させている。(中略)しかし、ごく普通の人類の小学生では、体験は限られている。(中略)しかし、ファンタジーを読んで眠ったその夜は、世界の果てまで冒険してきたその疑似体験を、脳がセンスに変えられるのである。(中略)つまり読書は、脳に、現実の人生を遥かに凌駕する豊かな経験を与えてくれる至高のアイテムなのだ。

 

 

おっしゃる通りである。庶民中の庶民である我が家の子ども達に、どれだけ豊かな経験をさせてあげたいと願っても、財布が許さないのが現実。読書は安いコストで庶民を夢と冒険の世界へと誘ってくれる冒険の書です。子ども達よ、本をむさぼるように読んで経験値をどんどん上げていって下さい。

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あとは好きなジャンルを選べばいい

著者は、絵本⇒ファンタジー⇒本格社会は小説(ミステリーやSFでも良い)の道を進めば、脳はかなりの体験とセンスを積んで大人になれるとしています。

 

私はファンタジーまで親が誘導して読書家への道をアシストすれば、後は子ども達が自分の好きなジャンルを選んで読むようにすればいいと感じました。

 

小説でも、ノンフィクションでも、エッセイでも、たまには漫画でも(名作がたくさんあります)。子ども達が生きていくために必要な情報を本から得られ、本の力を利用できる大人になってくれれば良いのですから。

 

親が本を読めばいい。読書との出会いに遅すぎる事なんてない

 

お子さんがかなり大きくなってしまって「絵本の読み聞かせも、ファンタジーとの出会いもアシストしてあげられなかったよ」という親御さんたち、大丈夫です。まだ間に合います。実は著者はこんな救済方法を伝授してくれています。

我が子が幼児期を過ぎてしまっていて、うまく読書家にしてあげられなかったという方。大丈夫、まだまだ取り返しがつく。親が本をむさぼり読む姿を見せてやれば、ある程度効果がある。「時間の隙を見つけて本を夢中になるほで読書は面白いんだ」という無意識の刷り込みになるからだ。高校生くらいまではこの手がつかえる。「親が本を読まない⇒子も本を読まない⇒孫も本を読まない」という負の連鎖を食い止めなければ。

見破られなければ読書しているフリでもいいそうです。 が、私にそんな演技力があるはずもなく。しかも親の読書習慣が孫にまで連鎖するなんて、責任重大です。これはどんなに忙しくても、親自身が読書の習慣を手放してはいけないと解釈しました。

 

理系科目の理解にも読書が役立つ

 また、著者は読書がもたらす効果である母語力が、理系科目の理解にも重要だと述べています。

 数学や物理学の世界観を理解し、文章題を読み解き、適正な方程式を引き出してくるためには、脳はことばを制御する領域をつかうからだ。

 

 

なるほどと思いました。私は理系科目がめっぽう苦手でした。読書は大好きでしたが、ファンタジーはどちらかといえば苦手なジャンルであまり読みませんでした。「母脳」では、ファンタジー状況把握力社会性を養うとしていますので、 このあたりに私の母語力が中途半端で、ゆえに残念な学力になってしまったという構図が見えてしまいましたね。

 

とはいえ、私の目標は我が子を読書好きにする事なので、勉強ができる子にしたいわけではありません。しかし私も人の親です。読書好きになるように育てて、学力が上がるなんておまけがあったら、もちろん嬉しいですよね。

 

高齢出産であるがゆえに、私たち夫婦には、子どもに伝えきれない事が多くあるでしょう。子ども達自身が本から様々な事を学び取ってもらわなくてはなりません。これからも、我が子を読書好きにすべく、その方法を学んでくために、私は読書を続けていきます。

 

まとめ

    • 絵本の読み聞かせが読書好きへの第一歩
    • 絵本は母親の直観で選べば間違いない
    • 8歳頃までは読み聞かせが必要不可欠
    • 音読の宿題にはとことん付き合う
    • 8歳頃までにものがたり本と出会わせる
    • 8歳~12歳頃まではファンタジーに夢中で過ごすと理想的
    • 親が読書をしている姿を子どもに見せる

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高齢出産だからこそ、本好きに育てたい~脳科学者ママから学ぶ読書好きへの道①

 私にとって読書とは

私は読書が大好きです。

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だからといって特に学歴が高いわけではなく収入も普通です。しかし凡人であるがゆえに本から得る知識に助けられ、本を読むことを楽しむ事ができると思っています。

 

読書が好きなおかげで、豊かな人生を送れていると自分では思います。娯楽として、知識を得る手段として私の人生とともに読書はありました。読書は私にとって友であり教師です。

 

我が子にも読書の素晴らしさを教えたい

 高齢出産である私たち夫婦。子どもと一緒に過ごせる時間は、若いパパやママと比べると短いのは明らかです。我が子が人生に迷った時に、傍で支える事ができないかもしれません。また、我が子が一生涯を共にするパートナーを得られるのを、見届けられるかどうかもわかりません。

 

だからこそ人生に迷った時、気弱になった時に、本に頼って欲しいと考えています。本から得た知識は、これから進むべき道を示してくれたり、迷いを確信に変えてくれる力があります。子どもを読書好きにする、その方法を模索すべく、私は読書をするのです。

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母脳~母と子のための脳科学

今回は「母脳」という本を参考に致しました。

 

この本の著者は人工知能の創世期に携わってきたAIエンジニアさん。豊富な脳の知識をフルに活用して当時赤ちゃんだった息子さんをを天才脳に育てようという野望を抱きました。そして今は社会人になられている、著者の野望どうりに、最高の息子に育てたと自負されている、子育ての経験をこの本にまとめたのが「母脳」です。

 

育児書には科学的根拠を求めたい私なので、脳科学、そして育児を経験したママが書いた本となれば、興味がむくむくと湧いてまいります。
 
 

脳を育てるのには読み聞かせが良い?

著者の息子さんは大学院まで進学されたエリートさんだそうです。著者は息子さんに自分の子育てで一番気に入っている事は何か尋ねたところ「絵本を読んでくれた事」と答えたそうです。素敵なエピソードですね。

 

やはり読み聞かせは、子どもにとって脳に良い習慣のひとつのようです。私は子ども達を読書好きに育てるのが目的なので、エリートにならなくて良いのですが、我が子を読書好きにするためにはどうすればよいか、「母脳」から学んでいきます。

 

 

読書好きへの道は、絵本の読み聞かせから

 著者は子どもを読書家にするためには絵本の読み聞かせからはじまると述べています。その理由として

本を読むのは本来億劫な動作なのである。(中略)しかし、本が誘ってくれる想像世界の面白さを知っているから、読書家はページを進める。子どもを読書家にするには、本が楽しい世界を開いてくれることを脳に刷り込む必要がある。それが素直にできるのが、幼少期の本との出会いなのである。

としています。確かに本の読み始めは、その世界に入り込む事ができずになかなかページが進まない事がありますよね。その本の持つ未知の世界を知りたくて、我慢して読み進めるうちに、いつの間にかどっぷりと本の世界に浸っている時の快感は読書家のみが知りえる事です。

 

本の読み聞かせが、必ずしも読書好きへ直結するとは言い切れません。様々な研究においても、明確な結論は出ていないのが現状です。ただし、読書の世界の楽しさを子どもに伝える(脳に刷り込む)には、読み聞かせは有効な手段であると感じました。

 

脳科学的に読み聞かせはいつから?どんな絵本から?

 著者は、子どもと絵本との出会いは0歳からを勧めています。また幼児期の脳に良いのは「オノマトペ」絵本だと述べています。その理由として

2歳半までの脳がとっさに知覚認知出来るのはシンプルなかたち。文脈理解もまだできないのでシンプルなイラストと、添えられたことばの発音を単純に楽しめる絵本がいい。(中略)オノマトペは、子ども達の脳を刺激する。発音体感と、そのことばが指し示すところのイメージが一致するからである。(中略)脳の身体制御の領域(発音を司る場所)と、視覚認知の領域が反応し合って子ども達は興奮するのです。

 としています。

母の選んだ絵本に間違いはない

ちなみに、私が第一子「だんご」に選んだファーストブックはこちらです。

 

 知らず知らずにオノマトペ絵本を選んでいました。ただ、私が無意識に選んだ絵本にも「母脳」ならではの理由がありそうです。著者はどのような絵本を選んだら良いか、そのコツを

発音して楽しいことばを選ぶこと。(中略)母親がおもしろいと感じ、発音して楽しいことばは幼子もそう感じる。なにせ、ことばの感性は母親が胎内で与えたものなのだから。母親の選択に間違いはない。

としています。星の数ほどある赤ちゃん向けの絵本から、たったひとつ選び取ったこの本は母親の私にとっても思い入れが深いです。自分が気に入った本を子どもに読み聞かせれば間違いないと言ってもらえれば、絵本選びが楽しくなるし、子育てにちょっとだけ自信が持てますよね。

絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら

 

 我が子を読書好きに育てるのために、私は読み聞かせを続けます

私たち親がいなくなっても、自立して生きていくために、本の力を借りてほしい。本を読む事で人生を楽しみ、困難を乗り切って欲しいというのが今の私の願いです。

 

我が子を読書好きにするための第一歩として、読み聞かせが良いと母である私が感じたのできっと間違いないのでしょう。幸い第一子「だんご」も毎晩就寝前に読み聞かせをして欲しいとせがんでくれます。きっと本の世界が面白いと感じてくれているのだと思います。その気持ちを継続してもらえるためにも、今後も読み聞かせを続けていきたいと思います。早速絵本売場へ直行したい気分です。

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高リン脂質抗体症候群~不妊、不育との戦いの10年間~

 


3度目の流産を経験した。流産手術後、体調が落ち着いたところで「不育症」の検査のため地域で一番大きい病院を受診する。保険適用外の検査も多く存在する不育症検査。今では各自治体で助成制度が設立されてるが、私が検査を受けた当初は自己負担が重くのしかかった。

 

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不育症検査

一通りの説明を受け血液検査を受けた。1度目の血液検査で不育症を疑う検査結果が出た。医者は「出た出た、出たよ~」と興奮気味に結果を伝えてきた。大変な病気がみつかったのに何を嬉しそうにしているんだ、と少し不信感を持つ。しかし冷静になって考えてみると何度も繰り返す流産には原因があり、それががわかれば治療ができるという事だった。それは再び妊娠できる事ができれば妊娠を継続できる事ができるという事を意味していた。

 

 

この病気の確定診断をするためには12週の間隔を明けて再度血液検査を行い、再びその項目が陽性である事でやっと診断される。30歳代も後半を迎え妊娠可能なタイムリミットがどんどん迫ってきている中での12週はとても長く感じられた。

 

1回目、2回目の検査共にいくつかの項目で不育症を示す値が陽性となった。私は「抗リン脂質抗体症候群(APS)」という病気らしい。しかも難病指定の病気だ。つまりはっきりとした原因は不明という事だ。

 

 

抗リン脂質抗体症候群は、血液中に存在する抗リン脂質抗体という自己抗体が誤って自己の正常な細胞を攻撃してしまう病気(自己免疫疾患と言います)である。流産を起こす原因は胎盤血栓ができたり、胎盤の血管がダメージをうけ、胎盤の機能が失われてしまうためと考えられている。

 

実際に出産後胎盤の検査をしてもらったところ、治療を行ったにも関わらず胎盤内にいくつかの血栓が確認されたとの事でした。不育症治療は万全ではなく私が難病を抱えながら2度も無事出産できた事は、奇跡のような出来事だと考えています。懸命に治療してくださった病院スタッフの方々や、万全の状態ではない胎盤で無事成長してくれた私の2人の子ども達に感謝しています。

 

不育症治療、私の場合

厚生労働省研究班による実態調査によると、不育症患者は約16人に1人の割合でいることがわかっている。また不育症患者が治療を受けた場合、その約8割が最終的には出産に至ると言われている。つまり適切な治療を受ければほとんどの患者が出産できる事を意味している。

 

 

私の場合、抗凝固療法という治療が必要との事だった。妊娠が成立した場合、アスピリンとヘパリンという2種類の薬を使って妊娠を継続させていくという事だった。アスピリンは飲み薬であるのに対してヘパリンは注射薬である。1日2回の自己注射が必要なため自己注射の技術を習得する必要がある。

 

流産の原因である難病が判明し、治療方針が説明される中、治療すれば流産しなくて済むという安堵の気持ちと共に、また不妊治療を再開しなけならない事が辛いと考えていた。不妊治療をしたとしても必ず妊娠できるとは限らない。お金、時間、心、消費されていくものはたくさんあった。しかし年齢の事を考えると限りなく可能性の低い自然妊娠を待っている余裕はなかった。子どもを産みたいのならば不妊治療は避けては通れない事だった。

新たな試練

必要な検査や診察をこなしていく中で、私はある重大な事実に気付く。前回の流産から生理時の出血量がが徐々に減少している事だった。最初はストレスによるホルモンバランスの崩れだと考え気にもとめていなかった。しかし前回の生理では不正出血かと思うほど出血量が少なかった。

 

診察時、医師におそるおそる月経量について尋ねた。まず診察をしましょうと診察台にあがった。超音波による診察の後、医師は「子宮の中の状態を確認してみます」と言い子宮内に何かの器具を挿入した。その途端下腹部に激痛が走る。私は悲鳴をあげて屈みんだ。痛みが引くまで診察台から降りる事ができなかった。痛みが引いたあとのろのろと診察室に戻った私に医師は告げた。「子宮鏡検査をしてみましょう。」それが何を意味しているのかわからなかった。こと時、私の身体に取り返しのつかない大変な事が起きているとは全く考えていなかった。

 

 

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参考にさせていただいた記事はこちらです↓

medicalnote.jp

結露対策にケルヒャー窓用バキュームクリーナーが、時短でおすすめ。共働きの朝の救世主でした

この冬、私はすごい物を手に入れてしまいました。

我が家のKARCHER(ケルヒャー)窓用バキュームクリーナー様。冬の朝の救世主です。

我が家の結露問題

我が家は築年数がそこそこ経過している木造戸建て住宅に住んでいます。大して広くもないくせに、やたら窓の多いつくりで、トイレなどの小窓も含めると20ヶ所以上の窓があります。最近の住宅のように断熱性のある二重窓やペアガラスなんて素敵なものはありません。そこで問題になるのが冬の結露です。

 

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わかりにくですが、寝室の窓が結露ですごくびしょびしょです。例年本格的に寒くなる頃にはもっとびしょびしょで窓の下に垂れてしまいます。もちろんカーテンはカビだらけです。

これまでの結露拭き方法その① ひたすら雑巾で拭く

なにより共働き子育て中の我が家は朝が大忙しです。夫は朝が早い仕事なので戦力にはなりません。冬になると毎朝の結露拭きが憂鬱でした。今までの結露拭きは雑巾で一枚一枚窓を拭きあげていく方法でした。部屋は寒いし手は冷たいし、何度も雑巾を絞らないとならないし、全部の窓を丁寧に拭いていると1時間近くかかっていました。

 

これまでの結露拭き方法その② 激絞りワイパーで拭く

手が冷たいよ~(涙)という泣き言に対応すべく導入したのがこちら。

 

手を使わずに絞れるという優れものですが、いまいち綺麗にふきとる事ができず窓に水分が残ります。また水分を絞るためにバケツを持ち歩かなければならないので、窓から窓へ移動する際に大荷物で大変です。手は冷たくなりませんでしたが、結露拭きにかかる時間はあまり変わりませんでした。

※現在はお風呂掃除に大活躍しております。

 

ただでさえ寒い冬、結露掃除をするために一時間早く起き出し、しかも凍えながら窓を拭く毎日は辛かったです。途中で子どもが起きてしまうと中断しなくてはならないので、結局一部の窓しか拭けていないのに泣く泣くそのまま仕事に出かけるという毎日でした。結露⇒カビ⇒健康被害という悪循環を恐れながらもこの問題を解決できずにいまいした。

 

ついに登場!我が家の救世主!ケルヒャー窓用バキューム様

二人育児にほとほと疲れ果て、来年からの育休終了に怯える毎日。あの戦争のような朝を何とかできないかと結露対策をネットで調べていると結露対策にケルヒャーが良いという情報を耳にしました。本来は窓を掃除するためのKARCHER(ケルヒャー)窓用バキュームクリーナーですが、ケルヒャーの公式サイトにも結露対策におすすめと書いてあります。早速口コミをチェックすると、水を貯めるタンクが小さいという以外は概ね高評価。ビビりな私ですが、現状を打破するためおそるおそるポチってみました。

 

早速使ってみます。本体は思ったよりとても軽くてコンパクトです。公式サイトでは重さ0.5㎏との事。窓の高い部分に手を伸ばしたとしても女性でも全く負担にならない軽さです。

 ウオーンというモーター音はしますが、寝ている子どもを起こすほどではありません。我が家の二人の子ども達は、傍で母がバキュームしていても、起きる気配は全くありません。窓をすーと滑らすと水滴を少しも残さず結露を吸いこんで行くではありませんか。これはもう感動という他ありません。しかも早い事このうえなし。大きめの窓2枚をバキュームしてもほんの数十秒です。次々と作業が進みます。

 腰高窓2枚、掃出し窓2枚をバキュームしてタンクが限界量を超えてしまいました。確かにタンクは小さいと言わざるを得ません。またタンク一杯に水が入った状態で本体を横にすると水がこぼれるとの口コミもありました。こまめに水分を破棄する必要がありそうです。その分軽くて、小回りが利いて、静かで、きれいに、素早く結露をバキュームしてくれますので大きな欠点とは言えないのではないでしょうか。我が家は2階の結露をバキュームする際はベランダに水分を流しておりますので問題ありません。

 

本格的な結露の時期ではありませんでしたので寝室や、雨戸のない窓のみ結露している状態でのレポートとなりましたが、今朝の結露拭きが10分もかかりませんでした。これは本格的な結露の時期が楽しみです。全面的に結露したらまた報告させていただきたいと思います。

 

結露に悩んでいた日々が嘘のようにハッピーな気分にさせてくれる家電でした。お値段もそれほど高額という訳ではありませんので、色々な対策を講じるよりもコスパがいいかもしれませんね。結露にお悩みの方に是非お勧めしたい良い買い物だったと思います。

 

 

 

 スプレーボトルが必要なければこちらがちょっとお安いです

しつけとは何ぞや~脳科学の本から学んだこと~

パパは脳研究者

パパは脳研究者」という本を読みました。

 

脳研究者である著者が、ご自身のお子さんの成長を通じて、脳の発達や脳の機能などの観点から育児のコツを紹介している本です。脳研究の本とはいってもお子さんの成長記録が主軸なので、研究者としての視点はもちろんですが、親としての視点も入り混じっており、ほっこりした気持ちになって読み物としても面白いです。

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この本では著者の娘さんが生まれた時から4歳のお誕生日を迎えるまでの成長が描かれています。我が家の第一子「だんご」も間もなく4歳の誕生日を迎えます。だんごの成長を思い返しながら、また第二子「おいも」の育児に役立てたいと時々書棚から取り出しては「なるほど」と感心しております。

 

しつけとは何ぞや

我が家のだんごも十分に大人の言っている事が理解できるようになり、かわいがるのみでなく、しつけについて本気で考えなければいけないと思うようになりました。それにはまず、「しつけ本でしょう」と、育児書などに目を通すようになりました。

 

しかし様々な育児書をよんでも我が家にぴったりの、というよりもだんごに合ったしつけの方法を見つける事が難しく、とうとう行き詰ってしまいました。「この世に私の育児を助けてくれるような本など存在しないのね。」と不貞腐れ気味だった私です。

 

そもそもしつけって何なんだ?と言う疑問が激しく湧き上がり、思考停止してしまった私は、現実逃避すべくこの問題について暫く放置してしおりました。そんな折、たまたま手に取ったこの本が私の疑問をすぱっと解決してくれました。

 

 

 

親がいなくても一人で立派にやっていけるように

 

 しつけの分岐点「ほめる」と「しかる」というコラムで、脳科学的な観点から教育や、しつけについて解説しています。

 

しつけ方法の分類と、しつけが成立するまでのプロセスなど専門的な内容を踏まえながら、ほめるべきか、しかるべきか。安易にほめる事は良い事なのか。理想の子育てが難しい時にはどうしたら良いのか。自発的に行動してもらうにはどうしたら良いのか。叱責しそうな時どうしたらいいのか。など具体的な事について触れられており、自分でも実践してみたいと思える内容でとても参考になりました。

 

しつけはほめる「強化」としかる「弱化」の2つに分類されます。これらを用いてしつけされた事を子どもが自分に取り入れていくプロセスを「内面化」と呼びます。「内面化」が成功すると、子どもはしつけを受けなくても自分の規範に基づいが行動がとれるようになるそうです。

 

著者は、この本全体に通じる屋台骨としての考えを

子育ての最終目的は「他人の指示を毎回仰がなくても適切に行動できる」よう導くことです。(中略)「親がいなくても一人で立派にやっていけるよう導く」ことこそが教育の真髄です。(中略)と、なればしつけを通じて本人の「内面化」を促してやる事が教育の基柱となるはずです。

と述べています。

 

つまりしつけとは、親離れのプロセスであるという事です。とても普遍的な事実ではありますが、改めて文章として示されると、はっとしました。普段このことを意識してしつけをおこなっているか?と聞かれると「NO」です。

 

自分の都合のいいように、周囲の人から良く思われるように、子どもを思いどうりに管理しようとしているにすぎないのではないか?これは本当に子どものためを思ってのことなのか?そもそもこれはしつけなのか?と今日までよかれと思ってしてきた数々の行いが後悔となって押し寄せてきました。

 

そもそも「しつけ」の本質を意識しないで方法論だけを模索しても、学ぶことができないのは当たり前です。子どもが自分の力で生きていけるようにする事が、しつけの基本です。これを理解したうえで自分の子どもに合った方法を取捨択一していくのが我が家の教育方針となるのです。

 

子育ての現実は、理想とはかけ離れたもので、時には何もか放棄してしまいたくなるほどの苦痛を伴います。そんな毎日の中で、しつけの基本を意識して子どもと関わり続けることは無理だと思います。

 

しかし、迷った時にこそ、この考えに立ち返って冷静になれればいいと思いました。しつけとは何ぞや?愛する我が子が私たち親を必要としないでも生きていけるようにすること(寂しいけれど)。とても奥深いですがシンプルで、揺るがない信念にできそうです。

 

 

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習慣流産~不妊、不育との戦いの10年間~

 

不妊治療専門クリニックにて高度不妊治療を開始する。凍結胚盤胞移植後、陽性判定を受ける。喜びも束の間、胎児心拍が確認された後の心拍停止、すなわち2度目の繋留流産の診断を受ける。

 

 

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流産手術

流産宣告後もつわりは続いていた。つわりがある事が赤ちゃんと私の絆のように感じられ、胎児の成長が止まっている事実を受け入れ難かった。

 

流産手術前、医師は丁寧に胎児心拍がない事を確認してくれた。「心拍確認後の流産はそんなに多くないんだけどね」とぽつりと私に言った。私は何と答えて良いかわからず無言でいた。

 

今回の流産の本当の原因にわずかに疑念を抱いたが、それが何かを具体的に考る事はしなかった。今思い返せば、何か恐ろしい事を指摘されるのが怖くて、無意識のうちに原因を追究する事を避けていたのかもしれない。

 

手術を終えるとつわりは嘘のようになくなっていた。赤ちゃんとの絆が絶たれたのを、身体が受け入れてしまったように感じてひたすら悲しかった。手術後もしばくは体調がすぐれず仕事を休職した。

 

不妊治療再開と繋留流産

子どもを持つという夢を諦める訳にはいかなかった。体調が戻ると、仕事を再開するとともに再び同じクリニックで不妊治療を開始した。2度の採卵と3度の凍結胚移植の後、再び陽性判定を受ける。2度目の流産から9ヵ月経過後の事だった。

 

しかし前回の妊娠とほぼ同じタイミングで再び胎児の心拍が停止した。3度目の繋留流産である。また、エコーに映った赤ちゃんに生命感は感じられなかった。画像を眺めながら「ああ、またなのか」と冷静に考えていた。

 

その時の感情は、悲しみや絶望などではなかった。何故こんな事が起こっているのか、全く状況が理解できなかった。流産宣告をした医師は私に「不育症」である可能性が否定できないので、検査のできる病院に紹介状を書くという旨の説明をしてくれた。泣くことも怒る事もできず無感情で不妊治療専門クリニックをを後にした。

 

不育症」とは何なのか、どんな病気なのかこの時の私には全く理解できていなかった。

 

二度目の流産手術

この後の流産手術の時の記憶があまりない。前回の経験があったため、今回は妊娠している事を周囲に知られないよう慎重になっていた。妊娠した事を知っているのは夫だけだった。体調不良を理由にして仕事を1日休んだだけで仕事に復帰した。今思えばこの時無理した事が後に影響しているのかもしれない。

 

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私の子育て、これでいい?を見ての感想~育児について、人の目が気になるママ~

すくすく子育て」をチェックして子育てレベル向上にチャレンジ中。

私の子育てこれでいい?」を見ての感想の続きです。

 

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※この記事の内容は私なりに理解した事、感じたことについて記載しております。番組の内容を正しく表現できている訳ではありませんのでご了承ください。

 

 

人の目が気になり自信が持てないママ

4歳の娘さんを育てているママ。

子どもを産むまで幼い子どもと関わったことがなく、どのように育児をすればいいのか不安でたまりませんでした。

 

相談者のママさんが持つ理想の母親像は自分の母親です。子どもを第一に考える自分の母親のようになりたいと一生懸命です。

 

自分も出産すれば母親のようになれると思っていましたが、そうなれない自分を責めてしまいます。

 

良い母親になろうと子どものために良いと思う情報を集めるようになります。完全母乳が良いと聞けば、母乳育児にこだわりすぎます。薬を飲むと母乳に影響があると思い込んでしまい、体調悪くても薬を拒み、一時は心身のバランスを崩した事もありました。

 

最近は特に家の外で人の目が気になるようになりました。ある日、家族三人で電車に乗ってお出かけした時の事長時間乗って飽きた娘さんがぐずりはじめまた。

 

静かにさせようと二人でなだめていたのですが、居合わせた人から「しつけをきちんとしろ」「静かにさせておけ」と罵声をあびせられてしまいました。

 

それ以来電車で出かけるのをやめました。

 

 

その経験があってからちょっとしたお出かけでも、誰かに何か言われるのではないかとビクビクするようになってしまいました。

  

人の目を気にせずもっと自信をもって子育てしていくにはどうしたら良いのか相談者のママは考え続けているそうです。

 

専門家のご意見

  • 日本は子どもに対する目線が厳しすぎる社会である。べビーカーは交通弱者とも言える存在である。杖や車椅子使用者と同じ立場であるのにもかかわらず、子どもを産むのは自己責任、自己決定で行っているから、自分で何とかしろという考えが強い。
  • 日本は少子化社会であるにもかかわらず子どもをじゃけんにしすぎな社会であるり、これは問題である。
  • 社会は変わろうとしている事を伝えたい。うるさいと思っているひとばかりではなく、声をかけたい、お手伝いしたいという気持ちでいる人が少なくない。優しい思いやりの気持ちを持った目をもっと出さなければいけない。
  • 厳しい言葉を投げかける人に対して他の人が傍観者でいた事が許せない。優しい声をかけたり、ひどい事をした人をたしなめる勇気を中高年が持ちましょうと言いたい。
  • 厳しい人、優しい人が混在するのが社会である。優しい目を持つ人の声を大きくするためにはお母さん達は「辛かった」「ひどい目にあった」という事をもっと叫んでよい。社会が動きはじめるきかけをつくってほしい。

 

 kodakaranが思った事

この相談者のママさん。十分に子どもを第一に考えた真面目で素敵ななママさんだと思いました。考えすぎ、気にしすぎと思う方もいるかもしれませんが、程度の差こそあれ、母親はいつも人の目を気にしながら子育てしていると思います。

 

このママさんがあびせられたひどい言葉を聞いて、私も悲しいというか、腹が立つというか。ほとんどのママさんが同じ立場だったらどうしようと思ったのではないでしょうか。

 

子どもを産むのは自己責任だから、子どもの事は全て親が何とかしろという風潮。確かに感じる事があります。そして同じように子どもの事は親が何とかしなくちゃと思い込んでしまっている自分もいます。本当はビクビクしないで堂々と子育てしていきたいものです。

 

何でこんな子育てに厳しい社会になってしまったのかな?「子どもは社会の宝だよ。社会で育てていくんだよ」と言ってもらえる事はあるけれどそれを実感できる事は実際には少ないです。

 

専門家の人がおっしゃるように、子育て世代に向ける目がに厳しい人、優しい人が混在するのが社会です。今は渦中にいすぎて、厳しい目が怖くてビクビクしてしまう毎日ですが、いつか子育てが落ち着いた時、一生懸命子育てしているママに、優しい言葉をかけられる人になりたいと思いました。そしてそんな人がたくさんいる社会になればいいなと思うばかりです。

 

全く解決になってもいませんが自分なりに答えが出ないので終わりにします。